It's still cold here.





新しい遊具が坂に区切られたあの町で

ギャロンはカラスのような目の艶が

夕を歩くと赤いトタンに影が伸び

左側の小道から

ぎゃろんは毎日西空に

冷たい架空のベリーを浴びた

パンピングシステムと書かれた建物が

短く、隙間もなく整えられた黄金の芝生に聳え立っていた

ここにはそれしかなかった

五メートル先に、新しく大きな遊具ができた

緑色の筒が二つ

パンピングシステムという字を囲った

それからギャロンの心臓は、

その黄金の芝生の上にある